台湾ツーリング2019 中編

 

51期國吉です。合宿免許中で新歓に行けなかったお詫びに活動報告書きます。前編に引き続き、今回は中編です。

 

3/1(4日目)

おはよーございます。

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 ゆっくりと8時に目覚めた我々は、ゆっくりと優雅に朝食を取ります。朝食付きのホテルに泊まったのっていつ以来でしょうか?

その後もゆっくりして、結局ホテルを出発したのは10時でした。さすがに遅すぎですね笑

 

さて今日は、台湾第二の都市である台中まで走り、台中から埔里まではバス輪行する予定です。新竹から台中は100kmほどです。また、夕方頃、台中でほくとが合流します。

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新竹を出発してしばらく走ると、海に出ます。 

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すごく干潟です。

さすがに海に入るGAIJIは、この班にはいなかった。

 

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海沿いを走るサイクリングロードっていいよね。

 

サイクリングロードが終わったらひたすら内陸を走ります。

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こんな感じの町をいくつも超えていきます。

 

そんな中、台中の数十キロ手前で、チャリダーの大集団に遭遇しました。その数、30台以上。どうしようかと悩んでいるとき、一人のチャリダー(以下チャリニキ)に話しかけられた。

 

チャリニキ「(うんたらかんたら)」

僕「うぉーしーりーべんれん(訳:私は日本人です)」

チャリニキ「(どうたらこうたら)」

僕「しぇーしぇー(満面の笑み)」

 

これが二外中国語選択の力だ。もっと勉強しとけばよかった。

まあ、多分応援してくれていたんだと思います。ありがとうございました。余談ですが、僕がチャリニキと話しているとき、二人はずっと沈黙していました。たぶん僕のことを見守ってくれていたんでしょう。

いや助けてよ。

 

初日から感じていたことですが、台湾の人ってすごく旅人に優しいんですよね。道に迷っていたりすると教えてくれる人が多いです。人の優しさが台湾の大きな魅力になっていることは間違いないんじゃないでしょうか?

 

そんな感じで走り続けて、いよいよ台中です。

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タイチュウダー! 

 

台中では、まず、あすかさんに教えてもらった第四信用合作社というアイス屋さんに向かいます。なんじゃそりゃ?って思った方もいるかもしれません。僕も最初はそうでした笑。どうやら、昔銀行として使われていた建物をアイス屋さんに改装したらしいです。

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ていうか人が多いです。店の人に聞いたら1時間待ちらしい。でも並ばないって選択肢はないので並びます。

 

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参照:TAIPEI navi

 待ち時間の間にアイスを選びます。なんとチョコレートアイスだけで16種類もあります。どゆこと?笑

 

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中もおしゃれですね~

 

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そしてアイスがどーん。

アイス一つにつきトッピングが一つ選べます。今回はチーズケーキとパイナップルケーキにしました。めちゃめちゃ美味しかった!

 

その後、台中駅でほくとが来るのを待ちます。

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台中駅の駅舎は素晴らしい(鉄オタ的視点)

 

そしてほくとと合流して、バスに乗り込みます。

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このバス、なんというか、運転がすごくアグレッシブです…

そして埔里に到着!

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輪行解除してすぐ宿へ向かいます。

明日は早いんですぐ寝ましょうね~

 

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いえい

 

3/2(5日目)

今日は、自転車で行ける東アジア最高地点である、標高3275mの武嶺まで往復します。

埔里から武嶺は、距離55km、標高差約2800m、獲得標高は3000m超えと、今まで体験したことのない壮絶な道となっています。果たして登り切れるのでしょうか?

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なんとか日が暮れるまでには帰りたい…!ということで出発時間は朝6:30です。宿に荷物を置いて、極限まで軽量化した状態で走ります。それにしても今朝から笹川の調子が悪そうです。大丈夫でしょうか?

笹川が気がかりですが、とりあえず出発します。

 

しかし、最初のコンビニで補給を買っているとき、

笹川「やっぱ体調悪いから宿帰るわ」

残念ですが、命には代えられません。今日が連泊で良かったよ。宿でゆっくり休んでね。(この後笹川は宿に帰り、宿の人から薬をもらった結果、翌日には回復したのでご安心を)

 

ということで、ここからは3人で登ります。

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標高差2800m!といっても最初の15kmほどは緩いアップダウンが続きます。ですが、かなりペースは抑えめです。ここで体力を使ってしまうわけにはいきません。

TTじゃないからね

 

しかし、15km地点を過ぎたあたりから、斜度が8%前後になり、時には10%ほどの急坂も出てくるようになります。

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ていうか交通量がめちゃめちゃ多いです。宿の人いわく、今日は連休中なんだとか。

 

どんどん登るよ~

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そして、35km地点のセブンイレブンで休憩です。

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セブンはいつだって僕たちの味方!

ここが最後のコンビニなのでしっかりと補給します。

 

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ところでこのセブンイレブンって、標高2050mにあるんですね。ということは、ここまで1600mほど登っていることになります。あと1200mも登るのか…

 

セブンを出ると、ひたすら絶景ときつい坂道が襲い掛かってきます。

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いい天気です。雨だったら多分中止していたでしょうね笑

 

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パンがパンパンになってパンクしそうです。

 

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既に標高は2500mを超え、空気も薄くなってきます。息がすぐにあがるようになってきたぞ…。

 

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標高2750m地点まで来ましたが、景色には全く飽きません。体はきついけど

 

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この絶景のおかげでモチベーションを失わずに済んだのは大きいです。

「ヒルクライムは体力ではなく精神力だ。」って中国の偉人も言ってました(大嘘)

 

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標高3000mを突破しましたが、すぐ息切れする上に、軽い頭痛もするのでずっと歩いています笑

ゴール地点が見えていますが、そこまでの平均斜度は9%超えです。最後の頑張りどころです。

 

そして、、、ついに武嶺に到着!!

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関口は僕の1時間前に着いて、寒い中待ってくれていました。ありがとね。

 

そのあとすぐほくとも着いて、集合写真を撮ります。

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結局登りきるのに、関口は6時間半、僕とほくとは7時間半ほどかかりました。宿の人いわく、速い人だと3時間程度で登ってしまうんだとか。頭おかしい。

 

 そんなとき、おばちゃんの集団が関口に近づいてなんか言ってる。…どうやら自転車に乗らしてくれって言っている模様。ということで、関口の自転車によるおばちゃんたちの試乗会が始まった。

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 関口…なんというか、、、モテモテで羨ましいですね!!

 

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さあ、集合写真とおばちゃんの写真も撮ったんで、この後は普通に下山しますが…

このダウンヒルが怖かった…

交通量多い+寒い+距離長い=めちゃめちゃ怖い

そのせいか、他のチャリダーは頂上で待機していた車で下山していました。うん、それが正解だよ。

それで結局、宿に着いたのは18時ごろでした。暗くなるぎりぎりには着けてよかったですね。

 

ここで、台湾に着いた翌日に3000m近く登らされたほくとから一言。

ほくと「今までで一番きつかった。」

 

3/3(6日目)

笹川「治ったわ」

いやーよかったよかった。でも3人はお疲れなので…

輪行です!

ということで今日は、埔里から日月潭を経由し、斗六まで向かいます。

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 とりあえずバスで日月潭に向かいます。

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 バスに自転車が入りきらなくて、2台のバスに分乗しましたが、無事たどり着けました。しかし…

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雨!!

日月潭には有名なサイクリングロードがあったのですが、これはちょっと無理かな…。

昨日で運を使い果たした説…?

参考までにイメージ画像を乗っけときます。

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とりあえず次のバスまで、日月潭を散歩します。

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ご飯を食べたり…

 

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とりあえず湖までは行ってみたり…

 

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本場のGIANT store。ここで自転車を借りることもできます。じゃあ次は自転車いらないね!

 

そしてバスで、日月潭の最寄り駅である車程駅まで乗ります。車程駅から斗六駅までは鉄道です。

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車程駅は、ちょっと観光地っぽい感じでした。僕とほくとはテンション上がりまくりです。

 

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電車の中には、謎のゆるキャラ、「mr.tenくん」がいました。

 

斗六駅に着いた後は、世界的有名ハンバーガーチェーン店で夕食を食べます。

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味は同じだったけど、ドリンクが大きかった!

 

その後は、ホテルに戻って、台湾ビールで乾杯!

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走行距離は1km未満でしたが、とても充実した一日でした。意外と輪行って疲れるしね

 

後編につづく…

 

文責 國吉

写真 中川 笹川 関口 國吉 TAIPEI navi