秋の栗駒ツーリング~自走編~


先日活動報告にあがった
島田さん企画のゆるふわ(笑)合宿‥‥


たくさんの笑いとたくさんの涙、そしてたくさんの恨み(笑)でできたあのネタ合宿にはもう一つの物語があった‥






~Attack to Sendai by Shimada & Fujio~




朝4時 東工大正門



まずなぜこんなアホ企画が生まれたかの経緯について書こうと思う

そもそも栗駒合宿は岩手の一関集合
当初の予定では
金曜の終電で黒磯へ そのまま駅近泊

土曜始発で黒磯出発

土曜の昼一関到着
であった

自分は11月のエンデューロに出るし足鍛えとかなきゃと思ってたので
黒磯までの自走を考えていた
しかし温泉の関係でそれも断念
大人しく輪行するか~と思っていた



が…



合宿数日前‥

島「黒磯早めにつけば温泉入れるっしょ!行こうぜ!」
藤「お!まじすか!行きましょう!(よっしゃ!一緒に行ってくれる人がいた!)」
島「ちなみにそこまでお得にはならないけど…」
藤「まあ全然いいっすよ(よーし、黒磯か~がんばろ~)」

島「うーん、仙台行く?」

藤「え?(ナニイッテンノ???)」

島「たったの360キロやで」

藤「むむ…京都より近いしわんちゃんあるか………行きますか!」


※1 このあと島田さんが一旦冷静になってやめようとしましたがそこは割愛
※2 言いだしっぺのどあほうはどっちか これ重要です


なんで黒磯からいきなり仙台までワープしたのか わけがわからない
老害様の頭の中を見てみたいものだ




はいそんなわけで仙台アタック決定
距離にして360キロ
獲得標高1300とか1400ほど
9月行った京都よりも全然楽そうに思えるが今回は
10キロほどのおもり(荷物)付き


これがどれほどの脅威になるのか2人は知る由もなかった


10月10日

4時40分 東工大出発

5時20分 日本橋到着




ここからは国道4号線 東北の八戸くらいまで続いている道である

東京、埼玉を軽く抜け栃木に入るころには周りは田園地帯 若干の追い風
33km/hを目安に回しつづけ

10時過ぎには宇都宮の東側まで到着 130キロくらい

「宇都宮近いな!ゆるふわじゃん!」
「そっすね!宇都宮で公式ランやっても全然自走でいけちゃいますね!」

とかいう冗談を言いつつ少し冷静になる

島「あの、さ、、足きついんだけど笑 京都の時とかどのくらいで走ってた?」
藤「ここに来るまでのペース、車のない深夜帯の時と同じくらいっすね つらいっす」
島「で、ですよね~苦笑」

さすがに後々のことを考え29、30km/hくらいで回すことに決定
天気は幸か不幸か超快晴
景色は気持ちいいが体力はかなり削られた

そしてここで島田さんにピークが訪れる
島田さんと言えばどんな無茶ぶりにも対応してくれ、ボケにも突っ込んでくれるすばらしい老害様であるが
この時ばかりは
島「頼む 引いて」
の一言からしばらく静かになった

ペースおかしいもんね
自分の方が長距離に関しては走れるかな~とか思ったりした
(後々裏切られるがそれは後半で)

地味に登り続けスタートから180キロ地点
12時半 黒磯のガストにて昼飯休憩

ここで島田さんもほぼほぼ回復
いざ後半戦へ!






国道4号は登りに関しては一つだけ難所がある
全体的に栃木入ったくらいから福島への県境まで地味に登り続ける
ルートラボ的にはラストの登りがちょいきついかな~とか思っていたが実際は

アップダウンしまくりで少しづつ標高あげるやつ

であった
要するにだるい

島田さんはきつさを紛らわすためか
「俺らが登っているんじゃない、逆に坂が下がっているんだ」
とかわけのわからないことを言っていた
自分も合わせて「下がってる~~」と叫びながら登ったが実際にきつさは全然変わらない笑


14時半 195キロ!福島突入!




ペースは順調!このまま行けるか~と思ったらパンクしちゃいました…
時間との闘いの時は自転車の整備は完璧にしましょうね


このあとは福島市内までひたすら悪走路
パンクに怯えつつ進む
ひたすら進む


島田さんが悪い顔しても進む




20時 290キロ地点 福島市内の丸亀製麺で晩飯




21時45分 310キロ地点 宮城県突入




寒さに震えつつ無理矢理体を動かし漕ぐ
漕がなきゃ進まないけど
漕げば必ず進む
少しづつゆっくりと…

24時半 仙台まで残り10キロ ここで藤生限界が来る
漕いでも漕いでも20km/hしか出ない
ほんとにつらかった
でも後ろにいる1年生をがんばって引いた
引くしかないと思った
島田さんきつそうだったもん
引くのは後輩の仕事だ、と


そして仙台駅前近く
車も少ないストレート500メートルくらい


いや、悪い予感はしてたんですよね
こうなる気はしてたんですよ
でもまあここまで一緒にがんばって来たし一緒にゴールするだろう
さすがの老害さまもここは空気を読むだろう、と








島「いやっふううういくぜえええええいいいい」
藤「マジカヨ(゚д゚)」






はい
そんなわけで僕が考えていた感動的なゴールは
老害様の横暴によりぶっ壊されました泣
序盤にへばってヨロヨロだったはずなのに‥なんでやねん
恐るべし老害



25時30分 仙台駅




総距離361km
全行程 20時間50分
実走時間 14時間30分
Ave 25km/h




この後は島田さんの友達の家に押しかけ若干の睡眠をとり
それからあの秋のゆるふわ(笑)栗駒ツーリングへと向かったのでした




~~~仙台アタックを終えて~~~

京都に引き続き仙台への耐久ランを行ったわけですが
このランまじでおすすめしません笑
合宿終わった後2週間くらいアキレス健痛いままで小走りすらもつらい
道自体は一部トラックが多い区間を除いて広く走りやすいので
ロングライドするにはおすすめです もちろん荷物なしで
いろいろきつかったですが地図を見て
自転車でこれだけの距離を進んだと分かった時の達成感はめちゃめちゃたまらないです
おそらく今後もロングライド企画はちょいちょいやってくので
興味をもった部員の方々是非藤生まで^^


文責 46期藤生