全日本学生RCSオープン戦・菖蒲町クリテリウム大会

3/6
久喜市菖蒲町にて、学生ロードレースカップシリーズ(RCS)オープン戦が行われました。
この大会は、最終戦終了後の大会のため、トップ選手は出場しませんが、クラス3の選手にとっては、来年度のシード権をかけた昇格レースになっているので、重要な大会です。

競技形式は、1周3㎞の周回コースを10周する、クリテリウム方式で行われました。

せっかくなので、クリテリウムの競技方法と見どころについて説明します。
クリテリウムは一般に1㎞~5㎞程の短い周回コースで行われます。
競技周回中には、いくつかのポイント周回が設定されていて、その周回を上位で通過した選手にポイントが与えられます。また、最終周回を上位でフィニッシュした選手には、より多くのポイントが加算されます。
最終的な、順位は獲得したポイントの合計によって決まります。

今回の大会では、1~9周目までの毎周回に1,2,3位で通過した選手にそれぞれ5,3,2ポイントが与えられ、フィニッシュでは上位10名の選手に15,12,10,8,6,5,4,3,2,1ポイントが与えられます。

クリテリウムでは、ポイント周回ごとにスピード感溢れるスプリント(加速勝負)が繰り広げられます。また、選手によっては、果敢に集団から抜け出して、先行逃げ切りを狙うこともあるでしょう。
同じコースを何周もする競技形式なので、各選手・各大学の熱い攻防を間近で何度も見ることができます。観戦には、うってつけの競技です。

出場選手
クラス1+2
杉田精司(41期) 田中裕樹(42期) 澤田 隼(44期)

クラス3
唐子征久(43期) 武井亮太(43期)


1周目の終盤は、東工大が先頭をコントロールし、杉田さんが1周目を1位で通過!
5ポイントを獲得し、幸先の良いスタートでした。(クラス1+2)


先月、神宮で昇格を決め、上位クラス昇格後初めてのレースとなった澤田は、スタートにミスがあり、持ち前のスピードを発揮できず・・
次回に期待!(クラス1+2)




中盤から終盤にかけて、唐子が着実に中間ポイントを獲得していきます。(クラス3)



ホームストレートで、前に出るが、なかなかポイントにつながらない・・(クラス1+2)



7周目には、武井の働きで、唐子・武井の1位・2位で周回通過!
唐子が、積算ポイントで有利な状況になった。(クラス3)



クラス1+2では、終盤に有力選手を含んだ逃げが発生!
東工大も追撃に加わり、9周目に何とか吸収した。(クラス1+2)

杉田さんは、5ポイントを獲得していたが、残念ながら終盤に落車して集団から遅れてしまった・・



中間ポイントには絡めなかった田中だが、フィニッシュでは5着に食い込む。(クラス1+2)



唐子はフィニッシュでも3位と健闘し、昇格を確実にした。



クラス3で、27ポイントを獲得した、唐子は2位入賞!
この大会で、クラス2への昇格を決め、来年度の全国大会への出場権を獲得しました。
おめでとう!!


実は・・田中(筆者)も、8位に滑り込んで、入賞しました。

興味がある方は、是非、レーサー版のホームページのレースレポートも読んでみてください。

この大会で、今年度の学生ロードレースカップシリーズのレースは全て終わりました。
しかし、4月からはまた、新しいシーズンが始まります。

今シーズンの経験を活かして、来シーズンは更に活躍できるように、東工大チームは日々練習を続けていきます!
これからも、応援よろしくお願いします!

文責:田中(42期)